
夢の配当金生活。
「不労所得で配当金だけで生活ができたら最高だぜ! 」
なーんて。
一度はこんな夢を観たことあると思います。
でも実際に配当金生活をしている方は多くいらっしゃいます。
実際のところ、配当金生活をするためには、
- 運用資金はいくらいるの?
- それを実現するために必要な年収は?
- どの銘柄を選べばいいの?
といったことを調べてみました。
結論としては、4人家族世帯を想定すると
となります。
あくまで、これはモデルケースで
- 1ヶ月の生活水準(支出)を30万円とする
- 年間で安定した配当を得られる株を保有
を仮定として試算したもの。
「単身だから支出はもっと少ない!」
「交友範囲が広いから支出はもっと多い!」
などあるでしょう。
「自分らしく自由に生きたい!」 常々そう思って頑張っています。 実際に自由な生活を送るために必要な最低限の年収はどれくらいなのでしょうか? 世帯年収500万? それとも750万? やっぱり1,000万[…]
家族構成や生活水準によって金額は前後するので、あくまでもご参考までに。
配当金生活を送りたい方のための参考情報として詳細をまとめました。
運用資金はいくら必要?
配当金を得るためには投資が必要です。
何もしなくてお金が手に入るなんて、そんな美味しい話は基本的には存在しません。
多少なりともリスクを背負って投資することで、その対価として配当金をいただくことになります。
では、その投資のための運用資金はいくら必要なのでしょうか。
冒頭で結論を出しましたが、運用資金は8,000万円必要です。
算出根拠は以下です。
1ヶ月の支出を30万円とすると、年間で360万円必要となります。
年間360万円の配当金を得られれば配当金生活が可能です。(±0ですが・・・)
税引き後の配当利回り4.5%で運用できれば、
8,000万円 × 4.5% = 360万円
となります。
配当利回りとは、株価に対する年間配当金の割合を示す指標のこと。
配当利回りの計算式は、
「一株当たりの年間配当金」 ÷ 「最新株価」
です。
たとえば、
株価が1,000円で年間配当金が10円の場合は、配当利回りは1.0%
株価が3,000円で年間配当金が25円の場合は、配当利回りは0.83%
株価が5,000円で年間配当金が100円の場合は、配当利回りは2.0%
となります。
1年間で安定した配当金を得るためには、配当利回り4.5%以上の高配当株を複数所有する必要があります。
運用資金を貯めるために必要な年収は?
運用資金を貯めるためには、年収は多いに越したことはありません。
年収が多ければ多いほど早くたまります。
理想と現実にはギャップがありますのでリアルに考えなければなりません。
リアルで考えると、年収1,000万円は欲しいところ。
ザックリ計算ですが、
- 4人家族
- 1ヶ月支出が30万円
- 世帯年収1,000万円
だと、年間の貯金額が370万を見込めます。
年収1,000万だとしても8,000万円貯めるためには22年かかります。
ただし、年収1,000万の年間貯金額370万は娯楽費も含めた”ゆったり見積もり”。
運用資金を貯めるためにいろいろと節約すればその分早く貯まります。
何にしても8,000万貯めるのは容易ではないことが理解できると思います。
安定した高配当銘柄はどれ?
配当金生活を送るためには「安定」かつ「継続」した「高配当」の株を保有する必要があります。
各項目を満たす条件を
「安定」・・・時価総額が大きい大型株
「継続」・・・過去5年間の配当金が大幅変動なし
「高配当」・・・配当利回り4%~6%の株
と定義します。
時価総額とは、
最新株価 × 発行済株式数
で表わされる企業価値を評価するときの指標のこと。
“一般的に”ではありますが、
時価総額が大きい ≒ 企業の利益や資産が大きい
と言えます。
ちなみに、日本の時価総額ランキング1位はトヨタ自動車(株)で25.5兆円です。
時価総額が大きく、配当金変動が少ない、高配当利回り株を5つご紹介します。
※2020年1月24日現在の情報
高配当銘柄 | 配当利回り (%) | 年間配当金 (円) | 株価 (円) | 時価総額 (億円) |
日本たばこ産業(2914) | 6.21 | 154 | 2,348 | 49,600 |
ソフトバンク(9434) | 5.67 | 80 | 1,483 | 71,711 |
キャノン(7751) | 5.33 | 160 | 3,054 | 40,012 |
SUBARU(7270) | 4.95 | 144 | 2,766 | 22,383 |
ゆうちょ銀行(7182) | 4.72 | 50 | 1,021 | 47,655 |
この5つの銘柄は長いスパンで見ても比較的安定しています。
例えば、上記株をそれぞれ100株1年間保有した場合、
投資に必要な運用資金:1,067,200円
年間配当金(NISAの場合):58,800円
NISA以外の場合は源泉徴収税率20.315%がかかりますので、
年間配当金(NISA以外の場合):46,855円
となります。
約100万円の投資で約45,000円の利益。
これで税引き後の配当利回りが4.5%となりますね。
8,000万円の資金で運用した場合、ちょうど360万円の年間配当となります。
まとめ
夢の配当金生活。
4人家族世帯を想定すると
という条件で配当金生活が送れる見込みです。
ただし、年収1,000万円で8,000万貯めるまでに22年かかります(笑)
運用資金を手っ取り早く貯めるには
「収入を増やす」 or 「支出を抑える」
が近道。
配当金生活はなかなかハードルは高いですが、実現できなくはないと思います。
配当金生活に限らずですが、
「絶対にやってやるぜ!」
というマインドがあれば夢は実現できると思います。
夢の配当金生活へ!!
Wishing you all the best!