2024年8月は日本株・米国株ともにプラス。
日本株:先月比+3.1%
米国株:先月比+9.7%
2024年7月(正確には2024年8月6日時点)には日本株が先月比-9.6%、米国株が先月比-24.9%と大幅マイナスだったので、全回復とまではいっておりません。
8月5日には日経平均株価が4,451円28銭(12.39%)安を記録。
ブラックマンデー翌日の1987年10月20日(3,836円48銭安 )を超える史上最大の下げ幅を記録しました。
7月31日に日銀が政策金利を0.25%程度に引き上げる追加利上げを決定。
植田総裁が今後の利上げに積極的な姿勢を示したことや米国の景気不安も重なり、パニック売り的な感じで大暴落しました。
8月入って早々に日経平均は大幅下落が続いてどうなることやらと思いましたが、8月末には8月初旬の水準まで戻ってきました。
アメリカでは8月2日に発表された7月雇用統計で失業率が4.3%と4か月連続の上昇。
インフレを抑えるために短期間で急激な金融引き締めを行ってきましたが、その反動で雇用の悪化が見られ、景気減速への警戒感が高まっています。
リセッションが来るのか。
市場ははたまた大混乱に陥るのか。
注意深く動向を見極める必要があります。
ということで、2024年8月の株式投資について振り返ります。
2024年8月の株式市場動向
8月の日経平均株価は3ヶ月ぶりに下落。
7月31日の終値:39,101円82銭
8月30日の終値:38,647円75銭
終値ベースで前月末比▲454円07銭(1.16%)となりました。
月初の大暴落がきた時にはどうしたものかと思いましたが急回復しました。
植田総裁が利上げに積極的な姿勢を示していてパニック売りにつながりましたが、8月7日に内田副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と発言し、落ち着きを取り戻しました。
8月14日に発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%上昇で前月の3.0%上昇から鈍化しました。
変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数も3.2%上昇と前月の3.3%上昇から鈍化しました。
とうとう2%台にまでさがってきました。
一方で7月の雇用統計から景気後退懸念が急浮上。
失業率が4.3%と上昇し、サーム・ルールが発動。
過去の経験則から景気後退に陥るとの見方が強まっています。
7月までハイテク株を中心に上昇していた分、利確売りで調整局面を迎えています。
世界の中心アメリカに動揺が走り、世界同時株安が起きました。
余剰資金があったので今思えば仕込むチャンスではあったのですが、チビって買い増しができませんでした。
みんなが恐怖におののいているときに積極的に買いにいけるといいのですが今回はできませんでした。
日本では追加利上げの動向、アメリカではインフレ動向を見つつ、雇用にも目を向けていきたいと思います。
2024年8月のポートフォリオ(日本株)
2024年8月時点での日本株の保有銘柄は
- イオン(8267)
- RIZAPグループ(2928)
- カラダノート(4014)
- ビザスク(4490)
- TWOSTONE&Sons(7352)
- インソース(6200)
- 丸紅(8002)
- 北の達人コーポレーション(2930)
- Finatextホールディングス(4419)
- ソフトバンク(9434)
の10銘柄。
7月から8月初旬にかけてNISA口座で配当目的、特定口座でキャピタルゲイン目的でソフトバンク(9434)を購入しました。
8月中旬から下旬にかけてソフトバンクの株価が上がってきたので特定口座分を早々に利確しました。
思ったほどの利益は出なかったですがプラスなので良しとしています。
そして、長らく株価低迷していたインソース(6200)が8月に急上昇を見せたので300株利確しました。
利確した余剰金でTWOSTONE&Sons(7352)を100株購入しました。
8月の植田ショックでショック前に水準に戻った銘柄もあれば下がったままの銘柄もあります。
テンバガー候補として期待しているTWOSTONE&Sons(7352)は下がったまま復調せず。。
株価が戻るのを静観したいと思います。
2024年8月のポートフォリオ(米国株)
2024年8月の米国株ポートフォリオは
- VOO( バンガード S&P500ETF)
- VGT(バンガード米国情報技術セクターETF)
- VHT(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)
- ADBE(アドビ)
- MSFT(マイクロソフト)
- NVDA(エヌビディア)
- TSLA(テスラ)
- AAPL(アップル)
- DKNG(ドラフトキングス)
- SOXL(半導体指数3倍連動型ETF)
の10銘柄。
米国株保有銘柄数は先月から変更なし。
7月中旬から調子のよかったハイテク株が軒並み下落。
日本株とは裏腹に米国株は7月末から8月初旬の世界同時株安の大暴落から復調してきました。
銘柄整理もしなきゃいけないということもあり、ACN(アクセンチュア)を全利確しました。
さらにTSLA(テスラ)とADBE(アドビ)も全売却に向けて少しずつ利確しました。
代わりに
- DKNG(ドラフトキングス)
- SOXL(半導体指数3倍連動型ETF)
- NVDA(エヌビディア)
を買い増ししました。
こいっ!半導体銘柄!
と期待しています。
DKNG(ドラフトキングス)はひそかに大化け銘柄として期待している銘柄。
コツコツと買い増ししていこうと思います。
ドル円が140円台半ばで推移しています。
7月からみると大きく円高方向に動いています。
日米金利差が縮小していくなら理論的には今後は円高方向に行くことが予想されます。
為替動向も気にしながら利確と買い増しタイミングを探っていきたいと思います。
まとめ
2024年8月度の株式運用成績を振り返りました。
植田ショックに加えてアメリカ景気後退懸念があって7月末から8月初旬にかけて大暴落。
世界同時株安が起きた8月上旬はどうなることやらとドキドキハラハラしておりましたが、米国株は復調してきました。
日本株は保有銘柄は復調したものもあれば下がり続けるものもありマチマチ。
そういう意味でも米国株の強さは見てわかります。
世界経済の中心「アメリカ」が景気後退(リセッション)に陥ると、連れて日本株も下がっていきそうな予感。
やはりアメリカを中心に見ていかないといけないですね。
今後はアメリカの雇用統計とCPIの数字に注目していきたいと思います。
発表される経済データをしっかり分析して今後の情勢を見極めていきたいと思います。
ベストシナリオはアメリカのソフトランディング。
ソフトランディングになることを期待しつつ、経済指標をじっくり見極めながら投資していきたいと思います。
2024年の株式投資、一緒に頑張っていきましょう!!
I wish you much success!!
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