2024年9月は日本株がマイナス、米国株は若干のプラスでひけました。
日本株は植田ショックの大暴落の後、少し復調しましたが9月はまた下落に転じました。
米国株は若干のプラス(+0.2%)で先月とほぼ変わらず。
日本株は植田ショックのあとは石破ショック。
9月27日の自民党総裁選で石破さんが勝利。
一時は高市さんが有利に立っていたんですけど、決選投票で石破さんが大逆転しました。
それをうけて石破さんが以前に金融所得課税強化などに前向き姿勢を示していたため、経済政策への警戒感が高まって日経平均株価は前営業日比1,910円01銭(4.80%)安と大暴落。
なんだか流れが悪い。
アメリカでは9月6日に8月の雇用統計が発表され、非農業部門の雇用者数の伸びが14万2,000人増と市場予想の16万4,000人増を下回り、労働市場が減速しているデータが示されました。
これを受けて9月17、18日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.5%という大幅な利下げが決定。
FRB的には0.5%の利下げは
「予防的利下げで労働市場の悪化を防いで今の堅調な米国経済を維持すること」
が理由とのこと。
つまり、労働市場の健全性を維持するため。
とうとう2024年9月に利下げが始まりました。
アメリカはソフトランディングなるか。
ということで、2024年9月の株式投資について振り返ります。
2024年9月の株式市場動向
9月の日経平均株価は先月比で下落。
8月30日の終値:38,647円75銭
9月30日の終値:37,919円55銭
終値ベースで前月末比▲前月末比728円20銭(1.88%)となりました。
これで日経平均株価は3ヶ月連続で下落。
8月の植田ショックから急回復したものの9月初旬から下落。
そこからまた回復の兆しがあったのですが、9月30日に大幅下落。
9月27日に自民党総裁選で石破さんが勝利して石破ショックが起きました。
石破さんが日銀の追加利上げに寛容であるとの思惑があり、円高株安になりました。
もう、日本はなんだかショックが多すぎ。
9月12日に発表されたアメリカの消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.5%上昇で前月の2.9%上昇から順調に鈍化しました。
市場予想の2.6%を下回ったことでインフレは確実に鈍化しています。
一方で、9月6日に発表された8月の雇用統計では非農業部門の雇用者数の伸びが14万2,000人増と市場予想の16万4,000人増を下回ってしまい、労働市場が減速している兆候が見られました。
今は物価よりも雇用がグラついています。
景気後退不安が増しています。
このデータを受けて9月17~18日に開催されたFOMCで0.5%の利下げが決定。
通常の0.25%よりも大幅な0.5%の利下げでしたが、市場はある程度織り込み済で大きな波乱はありませんでした。
とうとう2024年9月に利下げが始まりました。
日本は利上げ傾向。
日米金利差は縮小していくのか。
日本では追加利上げの動向、アメリカではインフレ動向を見つつ、雇用にも目を向けていきたいと思います。
2024年9月のポートフォリオ(日本株)
2024年9月時点での日本株の保有銘柄は
- イオン(8267)
- RIZAPグループ(2928)
- カラダノート(4014)
- ビザスク(4490)
- TWOSTONE&Sons(7352)
- インソース(6200)
- 丸紅(8002)
- 北の達人コーポレーション(2930)
- Finatextホールディングス(4419)
- ソフトバンク(9434)
の10銘柄。
銘柄数は8月から変更なし。
TWOSTONE&Sons(7352)の株価が冴えませんね。
下降トレンド真っ最中です。
売り時を逃してしまったような感じ。
でも業績は最高益を更新中。
長期的には上がると見込んでいます。
RIZAPグループ(2928)も決算発表でズッコケてしまいました。
8月14日の決算発表で最終損益が28億円の赤字で株価下落。
9月に入ってもズルズル下がっています。
インソース(6200)も8月に株価が上昇したものの9月はヨコヨコが続いています。
ソフトバンク(9434)も権利確定日の9月末にかけてダラダラ下がり続けています。
日本株は冴えない日々が続いています。
今は耐え時かと思います。
2024年9月のポートフォリオ(米国株)
2024年9月の米国株ポートフォリオは
- VOO( バンガード S&P500ETF)
- VGT(バンガード米国情報技術セクターETF)
- VHT(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)
- ADBE(アドビ)
- MSFT(マイクロソフト)
- NVDA(エヌビディア)
- TSLA(テスラ)
- AAPL(アップル)
- DKNG(ドラフトキングス)
- SOXL(半導体指数3倍連動型ETF)
の10銘柄。
米国株保有銘柄数は先月から変更なし。
8月の世界同時株安以降、米国株は復活の兆し。
DKNG(ドラフトキングス)とTSLA(テスラ)が大幅上昇。
9月12日に決算発表があったADBE(アドビ)
なんとなくコンセンサスを上回ることができなそうな予感がしたので、決算前に少し利確しました。
これがズバリ当たりました。
てか、当たってしまいました。
決算ミスして大幅下落してしまいましたが、結果オーライ。
8月の世界同時株安もあって大暴落はショックが大きいので、利幅が取れていたMSFT(マイクロソフト)とVGT(バンガード米国情報技術セクターETF)を一部利確しておきました。
これから円高にふれると思うので為替の影響で目減りする前に利確しておこうという試みです。
アメリカの大統領選挙が11月5日に控えているので、もしかしたら一波乱あるかもしれません。
- インフレ
- 労働市場
- 為替動向
- 大統領選挙
などウォッチしながら利確と買い増しタイミングを探っていきたいと思います。
まとめ
2024年9月度の株式運用成績を振り返りました。
8月は植田ショック
9月は石破ショック
がありました。
植田ショックは早々に回復。
石破ショックは一時的な暴落で済みました。
日本株は夏から不安定な相場が続いています。
アメリカではインフレは確実に鈍化しつつも労働市場の冷え込みが懸念されています。
そしてアメリカではとうとう利下げが始まりました。
0.5%幅の利下げ。
労働市場が極端に悪化することなくインフレを抑え込めるかどうかが焦点になりそう。
そして日銀の利上げはいつなのか。
日米の金融政策如何によってはまた一波乱あるかもしれません。
まずは世界の経済の中心「アメリカ」が景気後退に陥らないこと。
慌てた利下げや利上げがないこと。
このあたりを見てきたいと思います。
アメリカの大統領選挙もいよいよ終盤戦。
市場の不安定要因はありますが、粘り強く投資していきたいと思います。
2024年の株式投資、一緒に頑張っていきましょう!!
I wish you much success!!
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