本記事では
という疑問にお答えします。
QYLDもXYLDもグローバルX社が運用する高配当ETF。
どちらも毎月配当。
じゃ買うなら「QYLD」「XYLD」どっちがいいの?
結論から申し上げますと個人的な見解ではQYLDに1票入れます。
その理由は分配利回りがQYLD>XYLDだから。
グローバルX社が運用しているファンドだから基本的なことはニアリーイコールです。
QYLDとXYLDについて徹底比較してみました。
QYLD基本情報
XYLDの正式名称は「グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF」
NASDAQ100指数の株式を購入して対応する同一指数のコール・オプションを売却する、カバード・コール戦略で利益を生み出すETFです。
値上がり益を放棄する代わりにオプション料を得るカバードコール戦略をとっています。
毎月配当で直近の分配利回りは10%を超えます。
経費率は0.60%です。
XYLD基本情報
XYLDの正式名称は「グローバルX S&P 500・カバード・コール ETF」
S&P500指数の株式を購入して対応する同一指数のコール・オプションを売却する、カバード・コール戦略で利益を生み出すETFです。
値上がり益を放棄する代わりにオプション料を得るカバードコール戦略をとっています。
毎月配当で直近の分配利回りは8%を超えます。
経費率は0.60%です。
QYLDとXYLDを徹底比較してみた
基本情報をみるあたり、QYLDとXYLDの運用・戦略はかなり似通っています。
カバードコール戦略で利益を生み出すこと。
経費率が0.6%であること。
毎月配当であること。
ま、同じ運用会社(グローバルX社)ですから当然ですね。
QYLDとXYLDで、何が「同じ」で何が「違う」のか。
QYLDとXYLDを徹底比較してみました。
項目 | QYLD | XYLD |
ファンド概要 | ナスダック100指数カバードコール | S&P 500指数カバードコール |
設定日 | 2013年12月11日 | 2013年6月21日 |
経費率 | 0.60% | 0.60% |
分配頻度 | 毎月 | 毎月 |
分配利回り (直近実績) | 11.54% | 8.43% |
組入銘柄 (上位10銘柄) | MSFT AAPL NVDA AMZN TSLA META GOOGL GOOG AVGO PEP | AAPL MSFT AMZN NVDA GOOGL TSLA GOOG META BRK/B UNH |
比較すると直近の分配利回り実績ではQYLD有利と言えます。
経費率は同じなのでトータル的にみるとQYLDに分があります。
QYLD・XYLDともに分配金の原資はオプション料から得ています。
オプション料(プレミアム)の主な変動要因としては
の3つがあります。
オプション権利の買い手にとって有利な条件であればあるほどオプション料は高くなる傾向があります。
過去10年間のナスダック100とS&P500のチャートを見ると、ナスダック100がS&P500のパフォーマンスが大きく上回っています。
かつ、S&P500よりナスダック100のほうが上昇・下落幅が大きいのでオプション料を得やすいと言えます。
まとめ
超高配当ETF「QYLD」と「XYLD」について徹底比較してみました。
QYLD・XYLDともにグローバルX社が運用しているファンド。
連動する指数(ナスダック100 or S&P500)に違いはありますが、ファンド運用はとても似ています。
経費率や毎月配当は同じ。
直近の分配利回り実績ではQYLDがXYLDを若干上回っています。
ただ、どちらもカバードコール戦略をとっているため値上がり益は放棄しているちょっとクセのあるETFです。
さらにQYLD・XYLDどちらも株価は下落傾向。
ファンドの性質をしっかりと理解した上で投資することをおすすめします。
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