【書評】Think right(ロルフ・ドベリ著)の要約まとめ

思いこみや先入観があって失敗した・・・

そんな経験はありませんか?

そんな方におすすめの本をご紹介します。

「Think clearly」「Think Smart」でお馴染みのロルフ・ドベリ氏の著書

「Think right」誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法

です。

株式投資においても先入観や思い込みは禁物。

きっとこの株は上がり続けるだろう。

株価が下がって含み損。でも今売ったら多額の損をするから売れない。

などなど。

これらは誤った先入観であり、思い込みです。

冷静に客観的に判断できなければ株式投資で勝つことはできません。

人生、生きていると無数の選択肢が訪れます。

今日のご飯は何にしよう。

どっちの色の服にしよう。

無数にある選択肢の中で選ぶのは自分。

自分にとって最善の道を選ぶのも、最悪の道を選ぶのも自分次第。

人間にはどうしても「思考の落とし穴」は存在するけど、なるべく最善の道を選びたい!!

ということで、「Think right」誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法を読んだ感想をまとめました。

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「Think right」誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法の要約

「Think right~誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法~」は52のパターンの思考について

書かれています。

人間はどんなに注意深くしていても間違いを犯すもの。

残念ながら、これは紛れもない事実です。

なので、判断を下す際にできるだけ先入観を捨てて偏った思考に陥らないようにできるかがポイントとなります。

52の思考のパターンのうち、株式投資に関係のある思考について紹介します。

サンクコストのワナ

多くの人はもったいない精神を持っていると思います。

例えば映画を観に行ったとする。

ストーリーは期待以下で全然おもしろくない。

でも、チケット代は払っちゃったし出るにはもったいない。

最後まで観よう。

こんなことってあると思います。

株式投資で言えば、業績を調べに調べ上げた銘柄。

チャートも見て最善のタイミングで買いを入れた。

でも、買った直後に大きく下落した。

下げが止まらない。

でも、この銘柄選定には多くの時間と労力を費やしたから、こんな簡単に売るわけにはいかない!

結果、塩漬けとなる。

みたいな。

人は労力は資源などの投資(回収できない埋没費用)が多くなればなるほど続けたい欲求が高まるのです。

でも、大事なのは購入価格ではなく、今後株価がどう推移するかということ。

株価が購入価格に戻ってきたら売るのではなく適正価格になったら売ることが大切。

ここまでやったんだから!

とムキになってしまうとサンクコストのワナにはまってしまうので注意が必要です。

帰納的推理のワナ

人は1つの結果だけで「いつでも当てはまる」と結論付けてしまう思考のクセがあります。

とある企業は業績が何期も連続で利益が上がっている。

来期も業績は上がるだろう。

と思いがち。

でも、確信できることはすべて一時的なものでしかないのです。

今回が大丈夫だから次も大丈夫とは限らない。

次は次でしっかりと見極める必要があるのです。

マイナスの過大評価のワナ

「悪いこと」は「いいこと」よりも目につきやすい。

具体的に言うと、「1万円失う」ほうが「1万円もらう」より印象に残ります。

人はプラスよりもマイナスを過大評価する傾向があります。

「損失」を受けると、同程度の「利益」が出た時にもたらされる喜びの2倍の苦痛を感じます。

株式投資でいえば、株が下落して損失が出ていても投資家は認めようとはせず、株価の回復を期待します。

売らなきゃ実際の損失にはなりませんからね。

さらに下落するとしても損失のショックを回避するために売却しない傾向があります。

結果、塩漬けに。

適切なタイミングで売却することも必要なので、マイナスの過大評価のワナにも注意が必要です。

まとめ

「Think right~誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法~」を読んだ感想は、

人間の行動心理って面白いね

と思いました。

ズバリ自分にも当てはまってるし。

人は間違いを犯すもの。

それを理解したうえで、如何に先入観を捨てて思い込みにとらわれず正しい選択をするか。

ということが大切だなと思いました。

できるだけ正しい判断が下せるように

今の考え方はもしかしたら間違っているかもしれない

と疑って客観的にみるクセをつけておこうと思います。

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