本記事では
という疑問を解決します。
結論から言うと、FIREを実現するために必要な金額は
です。
年間生活費が200万円であれば
200万円 × 25倍 = 5,000万円
年間生活費が400万円であれば
400万円 × 25倍 = 1億円
となります。
いや、オレは優雅に暮らすから年間生活費は1,000万円!という場合は
1,000万円 × 25倍 = 2億5000万円
となります。
年間生活費の25倍という根拠は
にあります。
4%ルールとは
というもの。
4%ルールは、1998年に発表された米国トリニティ大学の教授による「資産運用・資産寿命に関する研究(トリニティ・スタディ)」に基づきます。
つまり、FIREを実現するには
- 年間生活費を把握すること。
- 年間生活費の25倍を貯めること。
- 毎年4%で運用すること。
この3つがポイントです。
FIREを実現するために必要な金額と根拠について詳しく解説します。
FIRE達成に必要な「4%ルール」を理解しよう
FIREを達成するためには「4%ルール」を理解することが大切です。
4%ルールとは、
年間生活費の25倍の資産を構築すれば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方。
例えば、1億円の資産を構築できたとします。
資産1億円で年利4%の運用したとすると、
1億円 × 4% = 400万円
となります。
この運用益400万円(税引前)で1年間生活ができれば資産を取り崩さずとも生活ができるというワケ。
4%ルールを適用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できるという計算になります。
では、
4%はどこから来たのか?
という疑問が湧いてきます。
4%という数字は、アメリカのS&P500の成長率=7%からアメリカのインフレ率3%を差し引いたもの。
S&P500は米国の代表的な株価指数。
GoogleやAmazonといったアメリカの代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。
S&P500は長期的にみると右肩上がり(成長率7%)で推移しています。
アメリカはインフレ率を2%をやや上回る物価水準を政策目標としています。
2%を大きくオーバーするようなことがあると政策を打ち出します。
なので、4%ルールはアメリカのインフレ率を3%として考えられています。
一般的にはインフレになると企業利益は大きくなりやすく、利益が大きくなれば株価も上がりやすくなります。
インフレ率(3%)を差し引くのはアメリカの純粋な成長率を導き出すためです。
つまり、インフレによる株価上昇を除いても、長期的にみてアメリカ経済は年4%で成長していくということです。
FIRE実現に必要な金額の目安は「年間生活費の25倍」
4%ルールに基づくと、働かずとも生活ができるFIREの実現に必要な金額の目安は
となります。
で、結局いくら貯めればいいんじゃい?
となりますよね。
FIREを実現するために必要な金額は
年間生活費がいくらかかるのか?
を把握する必要があります。
極論、
年間100万円で生活できるぜ!
という強者の場合は
100万円 × 25倍 = 2,500万円
でFIRE達成の目安となります。
FIRE達成に向けては
自分が「自由に」かつ「幸せに」生きていくための生活費はいくらなのか?
を考えること。
これが第一となります。
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まとめ
アメリカのトリニティ・スタディによる4%ルールに基づくと、FIREを実現するために必要な金額は
年間生産費の25倍
となります。
年間生活費は人それぞれ。
100万円で生活できる人もいれば1,000万円ないと生活できない人もいる。
つまり、FIREを実現するには
年間生活費を把握すること。
年間生活費の25倍を貯めること。
毎年4%で運用すること。
この3つがポイントです。
これはあくまでも目安。
でも、目標がないと達成できないのも事実。
まずは
自分が「自由に」かつ「幸せに」生きていくための生活費を算出してみましょう。