本記事では
という疑問にお答えします。
株主優待で人気のイオン株(8267)
イオンの権利確定日は8月末と2月末。
この権利確定日にイオン株を保有していると配当金がもらえます。
権利確定後、イオンの配当金が実際に自分の手元に入ってくるのは、
中間配当が11月頃、期末配当が5月頃
の予定です。
配当金の受け取り方法は
- 郵便局等の窓口で配当金を現金で受け取る「配当領収書受取方式」
- 開設している証券口座で配当金を受け取る「株式数比例配分方式」
- 指定した金融機関口座で一括して受け取る「登録配当金受領口座方式」
- 保有銘柄ごとに金融機関を指定して受け取る「個別銘柄指定方式」
の4つがあります。
どの方式で配当金を受け取るかはイオン株を保有している証券口座で各自設定します。
イオンの権利確定日や配当金の受け取り方法について詳しくまとめました。
イオンの権利確定日は「8月末」と「2月末」
イオン株の権利確定日は「8月末」と「2月末」です。
イオンの配当金をもらうためには、この権利確定日(年に2日)にイオン株を保有していることが条件となります。
8月末と2月末の権利確定日に株を保有している人がイオンの株主名簿に記載されます。
株主名簿とは発行会社が株主を把握するために作成される名簿のこと。
この株主名簿に記載された株主に対して配当金が支払われます。
つまり、権利確定日に株を保有していなければ配当金は一銭もらえないのです。
例えば、4/1~7/31の期間にイオンの株を10,000株持っていたとしても権利確定日は8月末なので株主名簿に記載されず配当金はもらえないのです。
株主優待も同様ですが、配当金をもらうためには
権利確定日にイオンの株を保有していること
が必須条件となります。
権利確定日以外でどれだけ多くの株を保有していても一切関係ないのです。
権利確定日での注意点は株主名簿に記載されるためには
なこと。
31日が権利確定日であれば、2営業日前の29日までに購入する必要があります。(土日祝を挟まないとする)
権利確定日から逆算して株を保有するようにしましょう。
イオンの配当金はいつ入るの?
イオンの株を保有すると
「配当金はいつ入るの?」
と心待ちになります。
イオン株の権利確定日は8月末と2月末。
とすれば、翌月の9月・3月には配当金が入る!?
と思いがちですが、もう少し時間がかかります。
イオンでは10月頃に中間決算、4月頃に本決算が行われその決算説明会後に配当金額が決まります。
決算状況を見て、
「○○円の利益が出たから、株主に配当○○円を還元しよう!」
と決まるのです。
なので、実際に配当金を手元で受け取れるのは権利確定日から2~3ヶ月後となります。
実際に配当金計算書が届くのは中間配当が11月頃、期末配当が5月頃となります。
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イオン配当金の受け取り方法
配当金の受け取り方法は4つあります。
- 配当領収書受取方式
- 株式数比例配分方式
- 登録配当金受領口座方式
- 個別銘柄指定方式
自分が開設している証券口座で配当金の受け取り方式を選択します。
配当金を現金で受け取りたいなら
口座振替なら
登録配当金受領口座方式
個別銘柄指定方式
を選択しましょう。
配当領収書受取方式は、信託銀行から郵送される「配当金受領証」をゆうちょ銀行等に持参して配当金を現金で受け取る方法です。
配当金領収証に受領印を押して取扱金融機関(ゆうちょ銀行等)へ持っていくと現金で配当金を受け取れます。
株式数比例配分方式は、配当金が証券会社の口座に入金されます。
登録配当金受領口座方式と個別銘柄指定方式は、どちらも配当金が指定した銀行口座に振り込まれます。
それぞれの受け取り方式に特徴があり、メリット・デメリットがあります。
詳細は別記事でまとめておりますのでご参照ください。
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イオン配当金の推移
イオンの配当金推移を表にまとめてみました。
中間配当(円) | 期末配当(円) | 年間配当(円) | 配当金総額 (百万円) | 配当性向(%) | |
2015年2月期 | 14.00 | 14.00 | 28.00 | 23,627 | 55.8 |
2016年2月期 | 14.00 | 14.00 | 28.00 | 23,565 | 389.4 |
2017年2月期 | 15.00 | 15.00 | 30.00 | 25,249 | 223.2 |
2018年2月期 | 15.00 | 15.00 | 30.00 | 25,250 | 102.6 |
2019年2月期 | 17.00 | 17.00 | 34.00 | 28,620 | 121.0 |
2020年2月期 | 18.00 | 18.00 | 36.00 | 30,406 | 112.9 |
2021年2月期 | 18.00 | 18.00 | 36.00 | 30,601 | – |
2022年2月期 | 18.00 | 18.00 | 36.00 | 30,602 | 468.1 |
2023年2月期 | 18.00(予想) | 18.00(予想) | 36.00(予想) | ? | ? |
イオンは毎年配当金を出しています。
うれしいことに年々配当金はアップ
イオン公式ページの「利益配分に関する基本方針」にも以下の通り記載があります。
〈配当金について〉
引用元:イオン公式ページより
株主の皆さまからお預かりした資本に対していかに報いるかという視点に立ち、連結業績を勘案した配当政策を行ってまいります。具体的には、1株当たり年間配当金については前年以上を維持しつつ、連結配当性向30%を目標として定め、更なる利益成長並びに株主還元に努めてまいります。
毎年配当金を出すということは、株主を大切にしている証拠。
ただ気になるのが配当性向が100%を超えていること。
配当性向が100%を超えているということは当期純利益を超えた金額を配当に回していることを意味しています。
一時的なものであればいいのですが、長く続くと健全な経営とは言い難くなります。
今後も配当性向には意識してみていく必要があると思います。
まとめ
イオンの権利確定日や配当金の受け取り方法について詳しくまとめました。
イオンの権利確定日は8月末と2月末の年2回。
この権利確定日にイオン株を保有していることが配当金がもらえる条件となります。
権利確定後、イオンの配当金が実際に自分の手元に入ってくるのは、
中間配当が11月頃、期末配当が5月頃
になります。
配当金の受け取り方法は4つあり、配当金をどのような形で受け取りたいかによって各自で設定します。
イオンの配当金をもらいたいのであれば必ず権利確定日に株を保有できているように計画的に購入しましょう。
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